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第89回:モテる技術とAO入試5
(前回の続きです)
モテる男は常に複数の女性を追いかける
前回の「ノーに動じない」につながることにもなりますが、モテる男は恋愛を「確率のゲーム」だととらえ、たとえ一つ失敗したとしてもそれは当り前のことであり、次の恋愛に対して常に前向きに進んでいけると述べられています。これは別に恋愛に限ることではなく、たとえばセールスにおいても、営業成績の良い人は、基本的に断られることもあるということを受け入れ、たとえどんな拒絶のされ方をしても見せる余裕が実績につながっているそうです。
そして、この場合において必要なのが「常に複数の女性を追いかける」ということ。一人の女性を追いかけてしまうと、その女性以外ありえないと考えてしまう気持ちが逆に余裕を失わせてしまうそうです。「強く愛していればきっと振り向いてくれる」「愛しているという気持ちを伝えれば、相手も分かってくれる」と考えて放った言葉や送ったメールが、後々考えてみると、相手にとって非常に重いものとなり、逆効果であったという経験はないでしょうか?「誰々が好きでたまらない・・・あの人は私をどう思っているだろうか?」「僕もだよ」という恋愛は現実的には少なく、「いつのまに付き合ったのかあの二人?」という恋愛の方が多い気もします。ただ、確かに自分のパートナーを早く見つけるという目的から言えば、この「モテる技術」が有効であるのかもしれませんが、「恋はそもそも燃えるようなものでなければならない」「危険でスリルがあるけれどもその分得られるものも大きい」といった考えに立つのであれば、一人の人を追いかけるのもまた恋愛の醍醐味でしょう。ただその際、複数の人を追いかけているかのような余裕を見せることは大事です。
AO入試は恋愛と違い、その時の受験生の様子だけではなく、それまでの実績等も考慮されることから、必ずしも以上のことが全て当てはまるとは限りません。しかしながら「私はSFCのAO入試しか考えられない!」という姿勢は審査官に対して余裕がなく、いまいち欲しいと思わない感覚を覚えさせる要因にもなりかねません。一つの志望理由書を書いてしまえば、大抵他にも応用できる場合が多いので、複数の大学・学部を受験し、さらにどれに行っても満足という感覚をもてるようにしてみてください。ただこれは恋愛にもAO入試にもいえることですが、相手に見せるのは「余裕」の部分であり、「複数追っている」という部分ではありません。AO入試に関しては「併願している」ということ自体は別に言うのは大丈夫なのですが、「あなたが一番である」ということはさりげなく伝えるのが大切です。
また、AOではSFCしか考えられない、という人は、一般入試との併願を必ず行ってください。AO入試が駄目でも一般があるという姿勢が、同様に余裕を相手に感じさせます。AO入試で受験する人の中には、「一般で慶應なんて無理」と初めから苦手意識を持っている人が多いようですが、たかだか数科目での受験は1年あるいは2年頑張れば十分に戦えます。私がインタビューした草野教授も「一般でも合格できるが、AOでいくぐらいの人がいい」といった人がほしいと述べられていました。一般入試に向けての勉強をしているというのもまた一つの大きな活動実績であり、AO入試でも生かされてくるに違いありません。
(次回へ続きます)
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