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第80回:一般入試との両立1

 AO入試を始める多くの受験生は「一般の勉強の邪魔にはならないようにAOをやろう」と思いAO入試に対して取り組んでいくのですが、実際にほとんどの受験生がAO入試を受けることでわりと多くの時間を犠牲にすることになります。今回からは、一般入試との向き合い方に関して、できる限りのことを述べようと思います。

 ・まず相手のことを知る。

 おそらく、多くの受験生が、そもそも「AO入試」というものがどういったものか分からない状態からスタートするのではないでしょうか?洋々のホームページ(http://you2.jp/ao/ao_guidance.htm">http://you2.jp/ao/ao_guidance.htm/)やこれまでに書いた私の記事、その他本を読んでみて、AO入試が大体どういったものかを理解してください。また、出願前の1週間は、全てAO入試に費やしてしまう可能性があるということを、あらかじめ肝に銘じてください。

・1週間前に終わる計画を立てる。

 出願の際は1週間前に書類が全てそろうくらいの計画を立ててください。たとえどんなにしっかりと計画を立てても、志望者評価書がそろわない、コピーをまだとれていない、お金を振り込んでいないなど、最後の最後までやることが増えて延びてしまうのがAO入試です。最低でも1週間前には全て終わらせ、後の1週間は確認&ブラッシュアップにするようにしてください。

・合間にやる。

 

 AO入試で使う頭と一般入試で使う頭は根本的に違います。一般入試では主に暗記をひたすら繰り返す勉強が多く、それに対してAO入試では、これまでとこれからについて自分を見つめながら深く考えていきます。二つの勉強がお互いのリラックスになることができるなら、この「合間にやる」という方法をお勧めします。

・時間を決める。

 

 合間にやる、といっても実際はなかなかリラックスできず、頭がショートしてしまう、何だかんだ普通の休憩もほしいという人もいると思います。そういった人は、1日にAOに費やす時間を決めて、それ以上にならないようにしてください。そのためにも、AO一本で行く!と考えて、そういった高校生活を送ってきた人以外は、一般入試での合格を前提とした上にAO入試があることを忘れないようにしてください。

・最後の3日でやる。

 時間を決めても結局長くなってしまう・・・という人は、究極的ですがこの最後の3日でやるという方法もあります。AO入試は大学、学部にもよりますが、表現能力やデザイン性を見る入試ではなく、現在のありのままの自分を評価してもらう入試です。これまでしっかりと活動し、やりたいことも明確になっているならば、「紙に落とす」という部分をたとえ3日で用意したとしてとも、「なんとなく1年間AOに対して準備してきた」という人よりも、合格する可能性が低いとは言えません。もっというと、3日で合格しないのであれば、そもそも合格しなかったと思う姿勢ももってよいと思います。実際にこのやり方で、あるいは1週間ほど前から準備を始めただけで合格した人もいます。ただ、3日でやる際はある程度、AOの出願のためには何が必要なのか?を理解しておいてください。また、2日で完成、1日は不測の事態に備えるために用意という風なプランを決めることをお勧めします。 また、3日でやる場合は、最後の3日にさしかかるまでに、ボーっとでいいのである程度書く内容を考え、詳しい人に話を聞く機会があれば、聞くようにしてください。

                             (つづく)

慶應義塾大学SFC 総合政策学部 尾室 拓史

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