洋々 - 大学別キャンパスライフ

ao入試・推薦入試・小論文の洋々top > 大学別キャンパスライフ > SFCキャンパスライフ > 第60回:教授インタビュー記事を読んで3

第60回:教授インタビュー記事を読んで3

 ここ神奈川では、春一番が吹き、暖かくなったと思ったのつかのま、寒くなり、雪さえも降りそうです。

 私立大学の受験がそろそろ大詰めを迎え、国立大学に挑戦される方が多いのではないでしょうか?現役時代は国公立大学一本での受験だったので、この辛く厳しい(親にとっては財政的にも…)のことをよく覚えています。

 心から応援しています!

 今日は、元宮城県知事でSFCの教授をされている浅野史郎さんのインタビュー後記を書こうと思います。浅野さんの記事全体についてはこちら(http://omu-ao.sakura.ne.jp/interview/kyoju/asano.html">http://omu-ao.sakura.ne.jp/interview/kyoju/asano.html)をご参照ください。

 今の高校生は浅野さんのことをどれだけ知っておられるのでしょうか?浅野さんは私が高校生の時に石原さんへ真っ向から勝負を挑み、東京都知事選挙に出馬され、当時はメディアを騒がせていました。現在でも毎週みのもんたの朝ズバに出演されているので、顔を見たことがある人は多いと思います。

 私が高校生の時地元鳥取県の知事であった片山さんも、SFCではありませんが、現在慶應義塾大学の教授をされるなど、慶應義塾大学では海外の大学のように社会の第一線で活躍されている方を迎えることが多くなったようです。

 そんな人の一人である浅野さんもAO入試に携わられている人の一人。インタビューの中から、面白い部分を抜き出していってみます。

 SFCで授業を創っていく上で一番困難だったことは何ですか? という質問に対しては、アカデミックな生活を送ったことがないので、日々反省しながら研究職をされていると答えられていました。

 他学部と違って、SFCには従来のようなアカデミック、学問体系というものがありません(やっていることに応じて、必要ならば必要な部分を学ぶというかたちです)。ないといいつつ、多くの教授はその分野のアカデミック、学問体系を学んでいる方が多いのですが、(浅野教授によると)大学時代はあまり勉強せず、実務的な経験しかない浅野さんは授業を運営する上で、そこに苦労されたようです。ただ、地方自治を語る人が、実際に知事をやったことがある人であると、何倍も説得力がでますよね。他学部のことをよくは知りませんが、SFCにはずっと大学にいた教授よりも、一度企業などに勤めた後、大学へ戻って教鞭をとられている方が多くなっています。ずっと大学で研究していた先生と、社会の第一線で戦っていた先生、それぞれおられるのですが、社会の第一線にいた方は話が面白く、バライティがあり、研究も常に社会との接点をもとうとするので、聞いていて講義が楽しい傾向があります。それに対してずっと大学におられた方は、具体的に言えば単純なことを、小難しく言う傾向があるように(あくまで私の感覚ですが)感じます。

 SFCの欠点はどこにあると思いますか? という質問に対しては、1年から4年まで区別がないことが良いことでもあり、やりづらいことであるとおっしゃっていました。

 SFCでは、1年生から4年生までとる授業の制限がまったくありません。ただ、厳密に言うとまったく、というのは嘘で、経済学など科目によっては「~~を履修した者のみが履修可能」となっていますが、ごく一部にすぎません。日吉などの他学部、他大学では、1、2年生の時には基礎教養を学び、3、4年になってから専門科目に入る、その際キャンパスも移動するといったことがよくなされています。けれども「何を研究したいのか?」から始まり、それに合わせて「何を学びたいか?」が決まるSFCでは、学びたいことに関しても、専門的な知識にさっと触れるだけでいいのか、そもそも講義など受けず、本をさらりと読むだけでいいのかが変わってきます。私としては、あくまでこの自由な制度を維持していくべきだと思います。

                             次回へ続きます。

              慶應義塾大学SFC 総合政策学部 尾室拓史

他の記事はこちら
前回の記事:  →第59回:環境問題に関して3~割り箸問題2~
次回の記事:  →第61回:教授インタビュー記事を読んで4
記事一覧:  →SFCキャンパスライフ



このページのトップへ

大学別キャンパスライフ