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第57回:環境問題に関して2
凄く寒いですね….でも桜はたんたんと咲く準備を続けていることでしょう!!
前回の続きです。
さらに、レジ袋を減らしたところでほとんどエネルギーに対する影響はない、というとらえ方もあるので、そこはそのまま引用してみます。
レジ袋に使っている石油重量(消費量)は現在25万トン。仮に、百歩譲って、レジ袋を追放し、専用ゴミ袋とエコバックを使うことで石油消費量が半分になり、12.5万トンになったとしても、全体のエネルギー量からすると、わずか0.023%の削減にしかなりません。
SFCは24時間キャンパスで、一年中、PCが並べられている部屋に冷房や暖房が完備されています。「レジ袋削減プロジェクト」という名のもと、そういった部屋で、コンビニで買ったものを食べながら、討議し、実施のために企画書を書いて、上記のウェブも立ち上げて、テントを貼り・・・・そしていくつかの賞を受賞し、受賞式が行われ、その授賞式の準備も電気エネルギーや紙が使用され・・・・。
極端な意見ではありますが、「何もせず黙っていた方がよかったのでは?」とも思ってしまいます。
また浜中教授はこのプロジェクトに関して、以下のようにご自身のサイト上で述べています。
SFCキャンパスの皆さん。4月から生協店舗でレジ袋が有料化されました。 これは、レジ袋を削減するために行ったもので、レジ袋を利用される方は1枚10円を負担いただきます。このレジ袋利用代金は、生協で預り、SFCキャンパスの環境改善に役立てることにしています。 浜中研究会では、全員で実施する社会実践型の研究プロジェクトとして昨年度からレジ袋削減を取り上げ、生協などと協議を重ねた結果、削減のための具体策として有料化を試行することになりました。 レジ袋削減は、この4月から容器包装リサイクル法に基づき全国各地のスーパーなどで取組が強化され、有料化も実施されています。レジ袋は便利ですが、全国で1年に300億枚以上使われており、私たち1人あたり平均1日1枚利用していることになります。1日1枚程度なら環境への負荷もたいしたことはない、と思うかも知れませんが、これが積み重なると結構大きくなるのです。レジ袋の製造に使われる石油は、日本全体の石油輸入量の1日分に相当するそうです。そして、レジ袋はたいていの場合、すぐにゴミになりますが、家庭ごみのなかで大きな割合を占めるプラスチック廃棄物の有力な一員なのです。 もちろん、レジ袋を削減できればすべての問題が解決するわけではありません。しかし、レジでレジ袋を断ることが日常になれば、その新しい生活行動のスタイルを他のいろいろなところに拡げていくことができます。私が行動を変え、友達も変えていけば、その積み重ねがもたらす効果は大きなものになります。 是非この有料化試行を機会に、身近なところから行動を変えてみようではありませんか。 この有料化は、あくまでも「試行」です。私も有料化する事だけで問題が解決されるとは考えていません。全国各地のスーパーなどでは、マイバッグ持参を呼びかけていますが、SFCキャンパスでレジ袋を効果的に削減するためにどのような取組が必要なのかについて、研究会のメンバー、生協の関係者、そして皆さんとともに真剣に模索していきたいと考えています。 社会的な課題になっているレジ袋削減について、皆さんの建設的な提案を歓迎します。ご意見を積極的にお寄せ下さい。 (http://hamanaka.sfc.keio.ac.jp/reji0/project/hamanaka.html より) |
浜中さんはレジ袋を削減した方が良いと思っているデータとして、
- レジ袋は全国で1年に300億枚以上使われており、私たち1人あたり平均1日1枚利用していることになる。
- レジ袋の製造に使われる石油は、日本全体の石油輸入量の1日分に相当する。
- 家庭ごみのなかで大きな割合を占めるプラスチック廃棄物の有力な一員である。
ということを挙げられていますが、今までのことを考慮すると、「石油」と一筋縄でとらえているところに問題があります。プラスチック廃棄物の有力な一員であることに関しては、確かに一理あるかもしれませんが、それならば「レジ袋」に目を向けることが本当に正しいかどうかと言われるとはなはだ疑問に感じます。
一方で、wikipediaの武田邦彦さんの記事(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A6%E7%94%B0%E9%82%A6%E5%BD%A6)には「レジ袋は石油の余り物からできている」と主張しているが、実際には他の多くの製品に使用可能なナフサから製造されているので誤りである。」とあります。しかしながら、これに対しても、公式ホームページ(http://takedanet.com/2008/07/post_fd13.html)にて、「ナフサをまとめてとらえてはいけない」との記述がみられます。
そもそも、SFCって、環境問題だけではなく、バイオテクノロジーやデザイン、経済、地域活性化などの分野も扱っていますが、人の生活が便利になればなるほど、基本的には環境に大きく負荷がかかるものであり、SFCという存在がまず「環境に悪い」と言っても過言ではありません。
そういったSFC、現在深夜1時、暖房のきいた教室でこの文章を書いていますが、環境問題を考えるならば、「こまごま」したことではなく、もっとダイナミックな解決をうたうプロジェクトが必要なのかもしれません。 今回は、「武田さん寄り」に話を進めましたが、精密な部分ではまだ曖昧なところがあるので、はっきり何が正しいかは読者の皆様が判断してください。ただ、世間が「良い」と思っていることが、必ずしもそうでない可能性があることをAOを志す人であれば、常に意識しておいた方が良いでしょう。
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前回の記事:  →第56回:環境問題に関して
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