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第41回:面接対策4~コンピテンシー掘り下げ実践~

面接対策の4回目となりました。

今回はコンピテンシーの掘り下げを具体的に、私のケースで実践してみます。まずは、

私は3年間軟式野球部で活動し、中国大会優勝という成績をおさめる事ができた。

これが挙げられますが、これではまだレベル1です。先ほど挙げた質問を投げかけていきます。その際同じように

・達成志向
・適応能力(柔軟性)
・自己認知(素直さ)

も意識すると良いでしょう。

達成志向の観点から・・・
平日は夜6時頃まで学校で練習していたが、それだけでは満足せず、夜9時ごろまで近くのジムでトレーニングを毎日続けていた。その結果、野球の能力が向上したことはもちろん、少しの時間も無駄にしない癖や方法が身についた。

適応能力の観点から・・・
中学校の時私は主将をつとめ、高校でも同じように副主将というリーダー格をつとめていたが、中学校の時「ムチ」を振り回し、ひたすら怒ることでチームをまとめていこうとしたのに対し、高校においては自分が楽しみ、声を出すことによりチーム全体を巻き込んでいくことを意識した。その結果雰囲気の良いチーム作りができた。

自己認知の観点から・・・
私は打てる選手ではなく、あまりパワーもないため、バントと足に磨きをかけた。2年時には足を生かすためそれまで右バッターであったのを左に転向した。毎晩バッティングセンターに通い、小遣いはそれに全て費やした。

さらにいきます。それぞれの項目をさらに掘り下げることは可能ですが、ここでは達成志向を深めていきます。「何故ジムに通ったのか?」と掘り下げましょう。

私が通っていたその鳥取のジムはスポーツ界では有名な初動付加理論発祥の地で、イチローや山本昌など、超有名スポーツ選手も通っているジムである。その理論はそれまでの常識を覆すものであり、従来のスポーツ理論を信じている人から色々と反発のあるものであった。けれども明らかに初動付加理論の方が正しいことはこれまでの実験結果や各種スポーツ選手の活躍、そして従来のスポーツ理論によってボロボロになったこの身が幾分回復したという事実から分かっていた。そのため、私はその理論を信じ、チームの勝利に貢献ため毎日そのスポーツジムに通っていた。

このように、あらゆる部分に先ほど上げた質問を投げかけ答えていくことで、自己分析が可能となります。そしてそれは日常の些細なことでも構いません。例を挙げます。

私は新谷弘美さんの「病気にならない生き方」を読んで、規則正しく生活することの大切さを学んだ。そのため高校生活において実践を繰り返しているうちに、毎朝決まった時間に起きられる習慣がついている。

何故?起きられる習慣がよいのか?と投げかけます。

毎日決まった時間に起きることによって、例えば勉強など一日のうちにやらなければならないことを決まった時間に処理できるようになれた。また空いた時間に読書をするようになった結果、年間300冊程度の本を読破した。

常日頃現状に満足せず、向上心をもって行動している人は、いくらでも掘り下げられますが、ただ人の言われるまま、世間の目を気にするままに行動している人は恐らく自分に「何故?どのように?」と投げかけても薄っぺらい答えしか返ってこないのではないでしょうか?未来についてはおおげさなことがいえますが、過去については正直なことしかいえない、そしてそれを面接官はするどく見抜く、これがコンピテンシー面接なのです。

次回へ続く。



慶応義塾大学SFC 総合政策学部 尾室 拓史

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