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第29回:志望理由書9~解決案による差別化3~

2解決案による差別化の第三回です。

 とうとう、9月入学用AOの面接&合格発表となりました。ちょうど私がSFCそしてAOというものに出会って1年経つのかと、大学生となってからの日々が懐かしく感じられます。9月入学について「それってなんだ?」と思われている方は、以前記事を書いたことがあるのでそちらをご覧ください。

 今回は、問題解決、発見法の一つとして「システムシンキング」という考え方を簡単に紹介します。これは「何故あの人の解決策はいつもうまくいくのか」という本の中で紹介されているもので、SFCの井上英之(※1)教授の授業でも紹介されていたものです。

 ※1SFCの専任講師。社会起業を専門としており、学生から根強い人気を誇っています。

 問題というのは、何かしらの問題によって引き起こされており、しかしながらそれがいまだに解決されていないのはさらにその問題が何かによって引き起こされている。つまりどこかで「負のループ」が続いているものです。そして問題を分解することで、何が問題なのかが明確になり、解決策(レバレッジポイントと呼ばれています)が見えてくる、そういった考え方です。

 具体的に、アメリカで貧困層への教育ビジネスを実行した人の例をとってみます。

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  それまでアメリカの貧困層の学力格差は顕著でした。しかしながら、ある人物は、それがこういった負の循環から引き起こされていることをつきとめ、貧困層に優秀な大学を卒業したエリートを「教員」として送り込むことにより、教育レベルをあげ、負の循環を断ち切りました。一方、当事優秀な大学に進学している者も、そのまま所謂「エリート街道」を進むだけの人生に飽き飽きしている人が多かったそうです。そういった人にこの貧困層への教育プログラムは受け入れられ、今ではアメリカの人気企業トップ10に入るほどの企業となったといいます。

 このように問題を細かなファクターに分けていき、どこに力をかければ問題が解決するのかを考えることは自分の考えを整理するのにもとても役立ちます。さらに詳しくこの方法について知りたい人は、先に挙げた「何故あの人の解決策はいつもうまくいくのか」という本をご覧になってみてください。

 この記事を読んでくれている受験生がSFC生として9月からともに歩んでいけると思うとわくわくしてなりません!首を長くしてお待ちしています!



慶応義塾大学SFC 総合政策学部 尾室 拓史

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