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第107回:スタートライン

 大学2年生の終わりから毎週更新してきたこちらの連載ですが、107回目の今回で最終回の投稿ということになります。そして、無事に大学を(卒業単位ぴったりで)卒業できることになりました。

 大学最後の2年間というのは短いようで長く、改めて2年前のエントリーなどを見るともう恥ずかしさしかありません(実はこれより前に、「SFCの授業紹介」というコーナーを担当していたのですが、あまり授業にマジメに出ていなかったため書くネタが尽きてしまったという経緯があります(苦笑))。振り返ってみると、我ながらなかなか濃い大学生活を送ってきたなあと、思います。そして、この時期に自分自身そう感じられることをとても幸せに思います。

 「写真集出版への道」という大きな題字がついていたこの連載ですが、実際のところ、写真集出版には至りませんでした。しかし、今は「まとめる時期」なのではなく、「撮りまくらなければならない時期」なのではないかと自分自身も感じています。昨年末に3ヶ月、スタジオライティングの学校に通いつつ独学でも大量のライティング関連の勉強をしました。そしてちょうどその専門学校の終わるタイミングで、スナップサイトでのアルバイトをはじめました。最初は「こんなニコパチ(ニッコリ笑っただけの)写真なんて誰でも撮れる」と思っていましたが、太陽から降り注ぐ光も、勉強したスタジオライティングも全て同じ光だということに気付き、簡単なカットでもそれから色々と考えながら撮るようになって行きました。そういった体系化された知識を徐々に自分の体に染み込ませる時期というのは必要なのではないかと感じています。そしてそれが今この時なのだと。社会人になると、なかなか写真に時間を費やせなくなるかもしれませんが、出来る限りのお金と時間の投資はこれからもして行きたいと思っています。

 また最後に、大学一年生からお世話になりました洋々の皆さまには、大変お世話になりました。そしてありがとうございました。特にこの連載を担当して下っている江口さんには、毎週〆切を守らない私はいつも迷惑をかけてばかりでした。深い感謝と共にお詫び申し上げます。

 未曾有な災害に見舞われた日本は、これから大きく変わっていくと思います。語弊があるといけませんが、ある意味でリセットされたと。2011/3/11に日本はリセットされたのです。そんな年に社会に出る僕たちには、必ず何かの使命があったんだと感じています。そんな使命を自分自身のなかに見つけ、前に進み続けたいと思っています。2年間本当にありがとうございました。

慶應義塾大学 環境情報学部 中川 諒

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