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第6回:東京とは

 先日東京を拠点に活動する、フランス人でプロダクトデザイナーのグエナエルニコラさんのオフィスにゼミの関係で訪問することが出来た。(グエナエルニコラ///1966年仏生まれ。1998年、ESAG(仏)にてインテリアデザイン科学士(2004年名誉修士)、1991年英国王立芸術学院 ((RCA)にてプロダクトデザイン科修士取得。同年来日。フリーランス活動を経て、1998年キュリオシティ設立。建築からインテリア、プロダクト、グラフィックデザインまでシームレスに活動を展開。http://www.curiosity.jp">http://www.curiosity.jp) と、簡単に言うと、ゲームボーイアドバンスのデザインやsoftbankのDisney携帯のディレクションなどをも手がけた、トップデザイナーの一人である。3/20から六本木ミッドタウンにて夜桜のライトアップのディレクション、そして3/24からルイヴィトン表参道店で展示会を始めるという。

 そんな彼とのミーティングで、私は同氏に最近気になっていたひとつのことを打ち明けた。それは、日本の、ないしは東京のカルチャーが外国人に乗っ取られてしまっているということだ。撮影でよく足を運ぶクラブシーンにおいても海外から来たDJの人気は非常に高い。また雑誌でよく見かけるモデルたちも、限りなくハーフが多いことに何か違和感を覚えていた。もちろん一方で、その支配された文化こそが東京のカルチャーだと捉えることも出来る。だが、私は幼い頃にエジプトとドイツに住んでいたので、いわゆる「外人嫌い」という感覚ではないが、「もっと日本人頑張れよ」という気持ちがどうしても湧き出てしまう。東京のカルチャーを世界に伝えようという気持ちで始めたTOKYO PARTY NIGHT(http://tokyopartynight.blogspot.com/">http://tokyopartynight.blogspot.com/)だが、何がTOKYOなのかという難問に何かと悩まされる。

 そんな話をしたところ、彼も多いに共感してくれた。また以前、某有名日本人アートディレクターに「何故、君が日本のブランディングをしないのか」と問いかけたことがあるらしい。

 確かに、戦時の大空襲により東京は焼け野原になり、建物や多くの人命を失っただけでなく、文化的アイデンテティを失ったともいえる。だが、東京にはおもしろいカルチャーがたくさんある。それを上手に伝える、ないしは東京を再定義することが必要なように感じる。

慶應義塾大学 環境情報学部   中川 諒

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