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第3回:試写会

 去年の12月に応募した、学生広告論文電通賞の結果発表が今月の20日のはずですが、ネットを探してもどこにも結果が出ていません。結果発表の日から2日も経っていると、「きっと何らかの賞を受賞している人は個別に連絡がいっているに違いない」と諦めつつも、「今年は不景気で皆忙しかったから審査が遅れたのでは?」と少しの希望を抱いてしまうのだから、僕という人間はとことん楽観的だ。

 先週も週末は大忙しだった。社会人のことも考えて、イベントは週末に(特に金、土曜)固まることが多いため、二日連続朝帰りなんてことが最近増えてきた。19日は知り合いの企業の方からお招きいただき、紀里谷和明監督の5月公開最新映画「GOEMON」の「関係者限定試写会」たるものに足を運んだ。おそらくマスコミや報道関係の方々のための試写会だったんだろう。受付で、「どの媒体の方ですか?」と聞かれ、思わず好きな雑誌の名前を言いそうになったことはここだけの秘密。映画自体は、紀里谷和明氏のほとばしるエネルギーと言った感じ。撮影、編集、構成全てに監督が携わっているためか、全編に渡って紀里谷イズムが反映されている。アニメーションでもなく、単なる実写でもない。まるで3Dゲームの世界に現実の人間が迷い込んだような、そんな世界観が描かれていた。監督のプロフィールを見ると、ずっと海外で生活されていたようで、映画の演出にもやはり外国人的解釈のジャポニズムみたいなものが反映されているように思った。

 その後、最近facebook(海外のソーシャルネットワーキングサービス cf.mixi)で知り合った高級シャンパンブランドdom perignon(以下ドンペリ)の社員の方に誘われ、ドンペリのシークレットパーティーにお邪魔した。やはりドンペリ主催ということもあり、客層も普段のラウンジイベントとはひと味違う、高級感溢れる服装と佇まいをしていた。そんな中に一人でカメラ片手に飛び込んだ、ただの学生がその場から浮いていたことは言うまでもない。

 しかし最近強く思うことがある。人生は経験が全てだ。どんなことでも経験しておいて損になることはないというのが私の持論だ。(もちろん犯罪は例外だが)多少の不安があろうとも、一歩踏み出す少しの勇気をもつことが自分の人生をめいっぱい楽しむコツなのではないだろうか。そしてそんなとき、やはり自分の楽観主義にはいつも助けられる。

慶應義塾大学 環境情報学部   中川 諒

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