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第10回:入学

 3月31日。運転免許教習所の卒業試験。沿道のサルたちの声援を受けて、額の汗を拭いながら必死に運転し、無事クリア。短いようで長い2週間だった。ありがとう対水館 ( 泊まっていた民宿 )。毎回毎回、飯を食い尽くしてしまう自分を最後まで見放さず食料を与えてくれた。さようなら大町 ( 教習所 )。またいつか、もう一度行きたい。とは思わないけれど、ため息が出るほど退屈で、あくびが出るほど平和な良いところだった。何か大きな事を成し遂げたり、凄い伝説を作ったりした訳じゃないけど、何となく良い気分で東京に帰ってこられた。

 4月2日強風の中、入学式が執り行われた。6~7000人の新入生が日吉キャンパスに集まった。密着して並べられた窮屈な椅子の上で2時間ジッとしているのは巨体の私にはかなりキツかった。周りの同級生たちを観察。90%長髪ひょろり、5%体育会系、5%正体不明。明らかに浮いている私。まわりからは「 何だ、あのデブは 」の視線。
冗談はさておき、これで私もとうとう慶應ボーイになってしまった。この非常に短い期間で環境やら人間関係やら、色々なことが急激に変わってしまった気がする。寮生活は自由過ぎるし、周りの人たちは皆賢い。その中で当然、不安もたくさんあるけれど、やっぱり入ったからにはてっぺん獲ってやろうと思う。石井慧選手風に言えば、とりあえず、「 この数千人の中でたった一人の存在になる 」 ということ。頑張ろう!!慶應ボーイ藤井をこれからもよろしくお願いします。2010/04/03

慶應義塾大学 総合政策学部 藤井 岳

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