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第56回:法と社会

 「法律=法学部」という認識が社会には浸透しているようだが、SFCでも法律について学ぶことが出来る。そのうちのひとつが、この「法と社会」である。

 私たちは常日頃から、法律の下で生活している。明文化されていないものも含めると、法律はかなり古くから世界中に存在し、今日の社会生活においてはもはや不可欠なものになっている。しかしその一方で、日本では法律はあまり強く意識されることは少ない。この授業では、普段の生活やビジネス、科学技術、その他幅広い分野において、法律についての基本的な知識と理解を身につけていく。

 この講義ではまず、近代文明、特に科学技術の発展がどのように社会に影響を与え、それに法がどのように関係してきたかを明らかにする。次に、市場と社会に関わる問題、たとえば環境について政府の役割は何か、それについて法がどのように関わるか、ビジネスに与える影響は何か、といったことを明らかにする。さらに、経済のグローバル化の進展において法が社会に及ぼす影響を解明していく(シラバスより)。

 この授業の一番の醍醐味は、何といっても担当の玉井克哉教授の巧妙な語り口だろう。東京大学法学部出身で、現在は東京大学先端科学技術研究センターの教授を務められ、SFCには「特別招聘教授」として招かれている。政府の有識者会議に呼ばれるなど、まさに知的財産分野の第一人者である。豊富な知識と経験に基づきつつ、時おりセンス溢れるジョークなどを交えながら、授業は進められる。噂によると、玉井教授目当てでこの授業を履修するという「ファン」的な学生まで存在するらしい。

 次回以降、実際の授業の例をいくつか紹介していく。

                     慶應義塾大学SFC 環境情報学部 水谷 晃毅

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